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「産後うつ」というのを耳にしたことはないでしょうか。出産が終わって一息・・・と思ったら、慣れない育児にイライラしたり、疲れがたまっているのに、睡眠時間が確保できなかったりします。そんなときは、思わず涙が出そうになったり、気分が沈んでしまうときもあるかもしれません。産後うつの原因を知り、その対策方法を身につけておきましょう。
女性の体は一生のうちで、ホルモンバランスが変化することが多いですが、妊娠・出産もそのひとつです。妊娠中に変化したホルモンバランスは出産を終えると、もとの状態に戻ろうとします。そのため、女性にとっては再び大きなホルモンバランスの変化になり、ココロと身体の状態が不安定になりやすくなります。これが要因となって、産後うつを引き起こすことがあります。特に、産後2~3日以内は、ほとんどの女性が気分の落ち込みを感じる「マタニティブルー」を経験します。このマタニティブルーは産後うつに似ていますが、ごく一時的な症状なので、そのまま時間がたてば回復します。ただし、産後1ヶ月以内の女性で、継続して気分の落ち込んだりイライラする期間がある場合は、産後うつかもしれません。
産後うつかなと思ったら、その対策を行って見ましょう。深刻な状態になる前に、対処することで、回復も早くなります。
産後うつの対策として、気をつけたいことは次のようなことです。
1. 何でもひとりでやろうとしない
2. 睡眠時間を確保する
3. 育児方は本やネットよりも周りの育児の先輩に
4. 自分なりのリラックス方法を身につける
5. 周りの人ともっと会話を
産後うつになる人には、完ぺき主義の人が多いようです。何でも一人で完璧にやろうと思っていても、初めての育児では、分からないことだらけなのは当然です。赤ちゃんの世話にたくさんの時間がかかり、料理や掃除などの家事が、きちんとできなくなることもあります。「育児と家事を100%こなすのは、ひとりでは無理!」くらいの気持ちで、だんなさんや、家族の方に助けてもらうようにしましょう。
単純なことですが、産後うつを防止するには、睡眠時間を確保することが大切です。睡眠不足の時には、疲れやすくなり、何気ないことでも不安になったりネガティブに考えてしまいがちです。赤ちゃんの睡眠のリズムが安定しないうちは、きちんと規則正しく睡眠をとることは困難になります。しかし、できるだけ赤ちゃんと同じ時間に寝て、身体をしっかり休めるようにしましょう。
まじめな方ほど、育児本やネットの情報から、正しい育児方法を身につけようと「がんばって」しまいます。ところが、赤ちゃんはひとりひとり個性がありますので、育児本で学んだことのとおりにはコトが進まないことがあります。そんなときは、育児本は置いておいて、周りの育児の先輩方に意見を聞いて見ましょう。出産のお世話になった医師や看護師さん、自分のお母さんや近くのママ友など、身近な人からのアドバイスで気持ちが楽になることもありますよ。
育児に家事にと、思ったよりも時間をとられ、自分のための時間がとれないのが産後です。しかし、そんなときにも、自分なりのリラックス方法を身につけておくのも大切なことです。ちょっと一息、というときにハーブティーを飲んだり、寝室にラベンダーのアロマをおいておくのも良い方法だと思います。
気分が少しでも落ち込んだり、不安になったり、イライラしたときは、周りの人ともっと会話するようにしましょう。抱えている悩みを、誰かに聞いてもらうだけでも気分転換になります。毎日起こったことをだんなさんと話すだけでも、少し気分が楽になるはずですよ。
産後はだれでもしんどいものです。誰だって完璧に育児をできる人はいませんし、みんな同じような悩みを抱えています。困ったことや戸惑ったことは、どんどん周りの人に相談したり、話を聞いてもらうようにしましょう。
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