オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2014年12月

脳梗塞の後遺症に対するリハビリマッサージ

脳梗塞とは脳内の血管がつまり、血流が低下し、酸素欠乏から

脳細胞が破壊(壊死)された状態です。

 脳梗塞には主に2つの原因が考えられます。

 ひとつが脳血栓(のうけっせん)でもうひとつが脳塞栓(のうそくせん)です

ちょっと、似たような名前でわかりにくいですが。

もう少し説明させていただくと、

脳血栓とは(脳梗塞のほとんどがこっちです)脳の血管が動脈硬化で

狭くなったところに血栓(血のかたまり)ができて、

それがだんだん大きくなって血管をふさいでしまうんですね。

脳塞栓というのは、心臓内の血栓がはがれて流れてきて、

脳動脈をふさいでしまうんです。

いずれにしても、こういった原因で脳梗塞が生じてしまった場合、

後遺症として、片麻痺になってしまうことがあるのです。

で、もし片麻痺になってしまった場合、

とにかく早い時期からリハビリをする必要があります。

それはなぜかというと、ほっておくと

関節が硬くなってしまうからです(関節拘縮)。

麻痺していると自分では動かせませんから、

他の人が動かしてあげる必要があるんです。

病院でもリハビリをしてはくれますが、

ある程度期間が過ぎると、退院しなくてはなりません。

退院してすぐにリハビリを継続しなければ、関節拘縮のみならず、

筋力が低下し、その結果として、ADL(日常生活動作)

どんどん低下していってしまうのです。

そうすると、ご本人だけでなく、介護をするご家族、ヘルパーの方たちの

負担も増えていってしまうんですよね。

ですから、リハビリを続けることが大切なんですね。

また、継続的にリハビリを続けることで、関節拘縮の改善、予防だけでなく、
筋力アップや、起居動作の改善など、身体能力の向上が見込まれます。

そうなると、ご本人も張り合いが出てきますし、介護をする方の負担も

軽減することが出来るんですね。

もし、ご自分やご家族の方が、片麻痺になってしまったら、

いろいろ大変なことも多いと思いますが、

協力しあってリハビリをしていきましょう。

脳梗塞の後遺症の「麻痺」や「関節拘縮」の改善には、

訪問リハビリマッサージが力を発揮します。

 脳梗塞により片麻痺が生じると、「痙縮」が起こり、「関節拘縮」も進みます。

ADL(日常生活動作)も低下します。

 そこで、リハビリマッサージ治療を継続することにより、硬くなった筋肉や

関節の可動域の改善を図ることによる症状の改善に伴い、ADLが向上します。

 歩けなかった方が歩けるようになり、上げられなかった腕が上がるようになれば、ご本人にもご家族の方にも大変喜ばしいことと思います。

笑顔を目指して頑張りましょう。